1979年のデビュー以来、LaLa及びメロディで活躍を続ける少女まんが家・ひかわきょうこ。 その愛と夢と浪漫あふれる作品世界を紹介する書籍『ひかわきょうこ浪漫紀行』の出版を記念して開催した『ひかわきょうこ原画展』が大阪へ巡回いたします。

ロマンチックストーリー「千津美と藤臣君」シリーズ、おてんばウエスタン「荒野の天使ども」シリーズ、ファンタジー大作「彼方から」、中世もののけ奇譚「お伽もよう綾にしき」シリーズ、そして完結したばかりの最新作「魔法にかかった新学期」など、カラー原画約50点程（東京展と入れ替えあり）、マンガ原稿32点を展示。また、会場限定のサインカード付き書籍『ひかわきょうこ浪漫紀行』（100部）、複製画、ポストカードなどのオリジナルグッズも販売します。

大阪府生まれ。水瓶座A型。 1978年「秋風ゆれて」で第9回LMSトップ賞を受賞。 同作がLaLa 1979年2月大増刊に掲載されデビュー作となり、 以後同じ主人公「千津美と藤臣君」の連作シリーズなどで人気を博す。

「白い窓の向こう側」「ちょっとフライデイ」 「荒野の天使ども」「時間をとめて待っていて」 「女の子は余裕！」など、LaLaの主力作家の一人として活躍。

1991年、LaLa11月号から異世界ファンタジー「彼方から」の連載を開始、 骨太のストーリーと秀逸なキャラクター描写でファン層を拡大した。 2004年、同作で第35回星雲賞コミック部門を受賞。

2005年から連載をスタートした「お伽もよう綾にしき」では 中世日本を舞台にしたファンタジーで新たなジャンルに挑戦。 2006年に掲載誌をメロディに移し、2008年に一旦連載を終了した後、2009年「お伽もよう綾にしきふたたび」として連載を再開した。

久々に現代を舞台に選び、2016年から開始した「魔法にかかった新学期」の連載は、 メロディ2022年2月号で最終回を迎えた。 連載終了後の2022年、白内障の手術を受け、 身体のメンテナンスを行い、次回作の執筆に備える日々を送る。